「ファッション性の高い製図」の講習会
夏にあった講習会の話になりますが、テーラー業界は、暑い時期は暇になりますので、各地で講習会が行なわれます。
今年の夏は、千葉県洋服商工業協同組合から講師の依頼があり、8月17日・18日の2日間、幕張仕事プラザ・通称「幕張テクノピラミッド」で、講習をしてきました。
テーマは「若い方とシニアのファッション性の高い製図と要点」と言うもので、一日目は若い人向けのスーツ、二日目はシニア向けのジャケットとパンツの講習をしました。
内容としては、モデルさんの採寸、デザインを決めて製図を引き、パターンを作り、生地を裁断して、仮縫をして、フィッティング、パターンの補正までを行ないました。
一日目のモデルさんの採寸をして、その寸法をボードに書き出し、解説をしながら、若い人向けの感覚を取り入れた製図をしていきます。
仮縫を縫い上げる途中では、平らな生地を曲面に仕上げるために大事なアイロンワーク「くせ取り」の技法を講習。
若い人向けのパンツは、ノータックで、全体にスリムです。
股上も浅くして、すそ口の幅は20cmと細くなっています。
見苦しいシワなどはなく、上々の仕上がりとなりました。

ジャケットは、丈を短くして、ゆとりも少なくスリムになっています。
胸の厚みにとられて、前が少し持ち上がっていますが、寸法上で反身体であったのに、製図に反身量を入れなかったためで、補正の勉強になりました。
背面は、肩の高さの違いも入れてありますので、見事に決まりました。
二日目は、シニア向けのジャケット&パンツです。
モデルさんを最も格好良く見せるように、スタンダードなシルエットを目指します。
生地を裁断する前には、生地を広げてみて、織りムラや傷がないかをチェック。
パターンをレイアウトするときには、傷を避けたり、どうしても入ってしまうときには目立たない部分に入れたりします。
パンツは、新合繊の難しい生地でしたが、格好良く出来ました。(写真を撮り忘れました)
ジャケットは、バランスよく、着やすく仕上がりました。
モデルさんは、スポーツマン体形で、お腹の下が少し余りましたので、ピンでつまんであります。
35度と言う猛暑の中での講習会でしたが、館山から参加された方もあり、熱心に勉強に励んだ二日間でした。



























































